『プロペシア』を飲み始めると、初期脱毛によって抜け毛が増えることがあるが、私にそのような症状は表れなかった。
ネットで『プロペシア』使用者の体験談を調べてみても、やはり初期脱毛が起こったという人はほとんどいなかった。
また、
『プロペシア』の副作用として性欲減退などが起こる可能性があると言われているが、そのような症状を感じることもなかった。
副作用の起こる可能性は5%ほどなので、私が特別と言うわけではないと思う。
『プロペシア』の良い点
薬の効果が出るまでには、最低でも半年は飲み続けなければならない。
長期間飲み続けることになるので、薬を飲む手間はできるだけ少ないほうがいい。
その点、『プロペシア』は一日一錠だけ飲めばいいし、飲むタイミングもいつでもいいので、継続するうえでの負担感がほとんどないので助かった。
私は昼食や夕食を外で食べることがほとんどなので、朝食後に飲むようにしていた。
『プロペシア』の悪い点
一方で、薬を処方してもらう時には皮膚科に行き、問診・血圧測定・尿検査が必要であり、これが少し面倒だった。
最初の頃は1ヵ月分の薬を処方してもらえたので、月に1回通院しなければならなかった。
しばらく通っていると2ヵ月分を処方してもらえるようになり、通院の負担はずいぶん軽くなった。
私の場合は会社への出勤が午後からだったので、平日の午前中に皮膚科に行くことができたが、普通の人なら薬をもらうために仕事を休まなければならず、負担感はもっと大きいかもしれない。
『プロペシア』の効果
そうして使い続けることおよそ半年、ついに効果が表れてきた!
以前は入浴後、湯を抜いた浴槽に10本以上の抜け毛が残っていたが、その本数が2、3本程度にまで減ったのだ。
また、洗髪時に髪をかきあげると、そのたびに手のひらに抜け毛がくっついていたが、それがなくなったのである。
『プロペシア』のおかげで抜け毛が気にならなくなり、私はやっと抜け毛の恐怖から解放された。
確かな効果を実感できたので、そのまま『プロペシア』を飲み続け、その間、抜け毛は治まっていた。
(2018年4月追記)
ここからは『プロペシア』などフィナステリド配合育毛剤の初期脱毛・副作用の実態について調べた結果です。めんどうなら読み飛ばしてOKです。次ページへどうぞ。
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経済的な理由から、私は『プロペシア』をやめてしまった。それ以来、いつ抜け毛が増えてくるのかおびえていたのだが……。
⇒6.プロペシアをやめると……
『プロペシア』などフィナステリド配合育毛剤の初期脱毛・副作用の実態
『プロペシア』などフィナステリド配合育毛剤による初期脱毛・副作用の状況について、25個の育毛ブログの体験談を調べました。
(調べたブログのリストはこちら⇒育毛の先輩に学べ!ミノキシジル・フィナステリド使用実態調査)
初期脱毛の実態
フィナステリド配合育毛剤のみを使っていた8人中、初期脱毛が見られたのは1人だけでした。
以前からフィナステリドの初期脱毛はあまり起こらないと言われていましたが、やはり発生頻度は低い結果になりました。
また、初期脱毛は服用開始からおよそ2週間後に始まり、4週間ほど続いていました。
副作用の実態
フィナステリド配合育毛剤を使用していた24人において、次のような副作用が見られました。
(1人に複数の副作用が見られる場合あり)
- 睾丸への影響(縮小や違和感):3人
- 精液量の減少:3人
- 勃起時の感覚が薄い:2人
- 性欲減退:2人
- 胃部不快感:2人
- ボーッとする:1人
- 倦怠感:1人
- なし:16人
『プロペシア』の国内臨床試験によると、最も表れやすい副作用は性機能障害で、その発生頻度は3%未満です。
今回調べた結果でも、多く見られたのは性機能に関する症状(『睾丸への影響』・『精液量の減少』・『勃起時の感覚が薄い』・『性欲減退』)でした。
そして、これらの症状の発生頻度はおよそ30%(7人/24人)で、臨床試験の結果よりかなり高い数値でした。
ただ、全員症状が軽く、ほとんどの人はそのまま使用を続けています。
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