どーも、こんにちは、
ひぽぽです。
私は長年、大人ニキビに悩まされ続けてきました。
いつも顔のどこかにニキビができているくらい、頻繁にニキビができるんです。
20年以上いろいろなニキビケア用品を試してきたものの満足のいく効果はなく、40歳を過ぎてもニキビは治りませんでした。
ところが、しつこかった大人ニキビが、次の二つの取り組みによって大幅に減ったのです!
- 保湿し肌のバランスを整えるニキビケアへの方針変更
- ニキビ治療薬『ベンザックジェル』の使用
この体験について、これから数回に分けて詳しくお話していこうと思います。
まず今回は「保湿し肌のバランスを整えるニキビケアへの方針変更」についてです。
「ニキビを治すには皮脂を抑えることが大事」という思い込みを捨てる
私は中学生の時からニキビができ始め、20代、30代になってもそのままニキビが治まることはありませんでした。
そのせいで、思春期にできるニキビも大人ニキビも同じもので、治すには皮脂を抑えることが大事だと思い込んでいました。
男性用洗顔料のテレビCMって、「皮脂をガシガシ洗い落とせ!」みたいな感じのものが多いですよね?
それで、私もしっかり皮脂を落とそうとしてこするように洗顔したり、スクラブ入りの洗顔料を使ったりしていました。
でも目立った効果はなく、どうしたものかとずっと悩み続けていました。
そんなある時、大人ニキビの原因は実は肌の乾燥だった」という記事をネットで見つけました。
この記事が本当なら、いくら皮脂を落としてもニキビが治らないことも納得がいきます。
「もしかしたら自分も乾燥が原因かも!」
そう思った私は、さっそく保湿を意識したニキビケアへ方針を変更しました。
すると、明らかにニキビのできる頻度が下がってきました(口の周りのニキビだけは変化ありませんでした)。
やはり私の大人ニキビの原因は肌の乾燥だったのです。
それにしても、肌の乾燥がニキビの原因になるなんて不思議な気がしますよね?
ちょっとここでニキビの原因について詳しく見てみましょう。
思春期ニキビと2つのタイプの大人ニキビ、その根本原因
ニキビの直接的な原因は、角質の過剰と皮脂の過剰です。
次のようなプロセスを経てニキビの症状は進行していきます。
① 角質が厚くなる
↓
② 毛穴が詰まる(微小面皰:びしょうめんぽう)
↓
③ 過剰に分泌された皮脂が毛穴の中にたまる(白ニキビ)
↓
④ 皮脂をエサにしてアクネ菌が毛穴の中に増殖し、炎症を起こす(赤ニキビ)
角質の過剰と皮脂の過剰を引き起こす根本的な原因の違いにより、ニキビは大まかに以下の3つのタイプに分けられます。
- 思春期ニキビ
- ホルモンバランスの崩れが原因の大人ニキビ
- 乾燥が原因の大人ニキビ
各タイプの特徴を見てみましょう。
思春期ニキビ
思春期にはホルモンバランスが崩れ、男女に関わりなく男性ホルモンが過剰になります。
男性ホルモンには毛穴を収縮させて詰まりやすくしたり、皮脂の分泌を盛んにしたりする働きがあるため、ニキビができやすい状態になります。
また、もともと思春期の毛穴は未発達なため詰まりやすいことも原因の一つです。
ホルモンバランスの崩れが原因の大人ニキビ
ストレス・偏った食事・睡眠不足などによって、男性ホルモンが過剰になります。
男性ホルモンが過剰になってからニキビができるまでのプロセスは、思春期ニキビと同じです。
しかし、大人ニキビはあご・首の周り・口の周りという特定の箇所に繰り返しできるという点が思春期ニキビと異なります。
乾燥が原因の大人ニキビ
一般にニキビは脂性肌におこると思われがちですが、大人ニキビは乾燥肌でも起こります。
特に、あご・首の周り・口の周りは肌が乾燥しやすく、これらの箇所に繰り返しニキビができます。
乾燥肌ではバリア機能が低下し、それを回復しようとする肌の働きがニキビを引き起こしてしまいます。
肌はバリア機能を回復しようとすると、新たな角質層を形成します。
すると、角質層が厚くなって毛穴が狭くなり、毛穴詰まりが起きやすくなるのです。
また、肌表面を保護している皮脂膜を形成するため、皮脂の分泌量が増えます。
こうして、角質の過剰と皮脂の過剰の二つの原因がそろい、大人ニキビができるのです。
ただ、富士フィルムの行った研究結果によると、肌の油分量と大人ニキビの多さには関係が見られなかったので、皮脂はあまり大きな要因ではないかもしれません。
先ほど書いたように、角質層が乾燥すると皮脂分泌量が増えるので、本当は乾燥肌なのに脂性肌のように見えることがあります。
いわゆる「隠れ乾燥肌」です。
そのため、乾燥が原因の大人ニキビなのに、皮脂が原因だと勘違いしてしまうことがあるので注意が必要です。
私も顔を触ると手が皮脂でテカテカするぐらいオイリーなので、自分のニキビの原因は皮脂だとずっと思っていました。
ところが実は、乾燥が原因だったのです。
私の経験から:乾燥が原因の大人ニキビに効果のあった対策
では次に、私の大人ニキビに効果のあったニキビケア用品とケア方法を紹介します。
私の使っているニキビケア用品は何も特別なものではありません。
近所のドラッグストアで買うことができるような一般的な洗顔料・化粧水・保湿クリームです。
以下が私の使っているものです。
・洗顔料
『GATSBY フェイシャルウォッシュ 薬用トリプルケアアクネフォーム』
洗顔料もいろいろ試してきましたが、スクラブが入っていなくて、殺菌作用・抗炎症作用・角質柔軟作用のあるこれが私には一番合っています。
・化粧水
『メンズアクネバリア薬用ローション』
メンズアクネバリア 薬用ローション 120mL
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殺菌成分・抗炎症成分・ニキビ予防効果がある天然ハーブなどが配合されています。
化粧水もいろいろ試したのですが、これを使っている時が肌の調子が一番良いです。
・保湿クリーム
『ケシミンクリーム』
薬用ケシミンクリームC 30G
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本来はシミを消すために用いられるクリームですが、保湿クリームとしても使用できます。
ニキビの跡がシミになるのも防げて一石二鳥です。
・洗顔用泡立てネット
泡立ちがよければ何でもかまいません。
私はホームセンターで購入したものを使っています。
これらを使って以下の手順で洗顔・保湿を行っています。
行うのは朝のひげ剃り後と風呂上りの2回です。
- 『GATSBY フェイシャルウォッシュ 薬用トリプルケアアクネフォーム』で洗顔する。
その際、泡立てネットで十分泡立て、その泡を顔の上で転がすようにして優しく洗う。 - 洗顔後、『メンズアクネバリア薬用ローション』をつけて潤いを与える。
顔だけでなく、のど仏のあたりまで広くローションをつける。 - 『ケシミンクリーム』を塗って保湿する。
顔だけでなく、のど仏のあたりまで広くクリームを塗る。
いろいろ試してやっとたどり着いたニキビケア用品とケア方法ですが、ニキビが大幅に改善されたのは、泡立てネットと『ケシミンクリーム』を使うようになってからです。
泡立てネットを使った泡での洗顔やクリームでの保湿など、女性にとっては当たり前に思えるかもしれません。
でも、男性は意外とできていないのではないでしょうか。
まとめ
私は、皮脂を抑えるニキビケアから保湿し肌のバランスを整えるニキビケアへ方針を変更したことにより、長年の悩みだった大人ニキビを大幅に改善することができました。
私のニキビの原因は脂性肌ではなく、隠れ乾燥肌だったのです。
乾燥が原因の大人ニキビをケアする場合、大切なポイントは次の二つです。
- 洗顔料をよく泡立て、泡で優しく洗顔する。
- 洗顔後、化粧水と保湿クリームで保湿する。
ごく普通のことに思えるかもしれませんが、皮脂を取り除くことばかり考えていた私にとって、保湿してニキビを防ぐという考えは目からウロコでした。
肌の状態は人によってかなり違うので、私の使っているニキビケア用品とケア方法が誰にでも効果があるわけではありません。
ですが、皮脂を取り除いても全然ニキビが治らないという人は、私の方法を試してみてはいかがでしょうか。
次回は、保湿では減らなかった口周りのニキビの改善に取り組んだ体験談です。
それでは、また。
【次ページ】
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⇒チョコラBBとピーリング石鹸のニキビ予防効果を計測してみた。
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