どーも、こんにちは、
ひぽぽです。
また増えてますね、ミノキシジルの仲間たち(名前が似てるだけです)。
キャピキシルの次は、リデンシルです。
新しく登場したリデンシルですが、その特徴を見てみるとキャピキシルとの共通点が3つあることに気付きます。
そしてそれらは、私たちに買いたいと思わせようという原料メーカーのねらいと関係しています。
3つの共通点とは何か、それらが原料メーカーのねらいとどう関係しているのか、見て行きましょう。
キャピキシルとリデンシルの3つの共通点
共通点①:世界最大規模の化粧品原料展示会で注目を集めている。
どちらも世界最大規模の化粧品原料展示会(in-cosmetics global)において、革新的な化粧品原料に贈られる「Innovation Zone Best Ingredient Award」を受賞し、注目を集めました。
ちなみにキャピキシルは2011年に銅賞、リデンシルは2014年に銀賞を受賞しています。
共通点②:いくつかの成分をミックスしてできており、それにミノキシジルを思わせる名前を付けている。
キャピキシル・リデンシルという成分があるわけではありせん。
キャピキシルは、アカツメクサ花エキスとアセチルテトラペプチド-3のミックスです。
一方、リデンシルは、セイヨウアカマツ球果エキス・チャ葉エキス・グリシン・ピロ亜硫酸Na・塩化亜鉛のミックスです。
いくつかの成分のミックスにも関わらず、『〇〇シル』という1つの成分のような名前が付けられています。
共通点③:ミノキシジルとの比較実験をしている。
それぞれ効果について調べた実験データが公開されており、その中にミノキシジルとの比較実験の結果も示されています。
キャピキシルとミノキシジルの比較実験では、髪の成長活動を活発にする効果はキャピキシルの方がミノキシジルの約3倍大きかったという結果が出ています。
【キャピキシルの効果の詳細はこちら⇒ちょっといいかも。キャピキシル】
一方、リデンシルとミノキシジルの比較実験では、毛包の成長を活発にする効果はリデンシルの方がミノキシジルの約2倍大きかったという結果が出ています。
どうやって買いたいと思わせるか?
では、これら3つの共通点は、私たちに買いたいと思わせるという原料メーカーのねらいとどう関係しているんでしょうか?
順番に見て行きましょう。
まず、「Innovation Zone Best Ingredient Award」受賞というのをアピールすることで、「なんかすごそうやな。」と思わせています。
よく「モンドセレクション金賞受賞」というのを見かけますが、あれと同じですね。
私たちは、こういう権威あるもの(あるように見えるもの)に弱いです。
次に、いくつかの成分をミックスしたものを商品とし、それにミノキシジルを思わせる名前を付けている点も巧妙です。
どういうことか、特に際立った効果のないA・B・Cという3つの成分がある場合で説明しましょう。
1つ1つの成分を見ると魅力がなく、このままでは私たちはあまり買いたいとは思いません。
そこで、A・B・Cを混ぜる!
混ぜて、まとまった効果のある物として売った方がインパクトが大きく、売れやすくなります。
また、『〇〇シル』という「ミノキシジルの仲間の成分ですよ。」的な名前を付ければ、「ミノキシジルの仲間の新成分かな?なんか効果ありそう!」と思われるので、さらにインパクト大です。
上の説明のようにそれぞれの成分の効果が単純に足し算されるわけではないですが、考え方としてはこんな同じです。
この『混ぜたものを一つの成分のように売る』という方法を考えた人は、本当に頭いいですね。
最後に、ミノキシジルとの比較実験ですが、「ミノキシジルの〇〇倍の効果」なんて言われると絶対興味を持っちゃいますよね。
ただし、これらの比較実験は部分的な効果だけを比較したものなので、実際の育毛効果を示しているわけではありません。
まとめ
キャピキシルとリデンシルに見られる共通点は、私たちに買いたいと思わせるという原料メーカーのねらいと関係していました。
売る側としては私たちが買うように誘導するのは当然なんですが、そういう誘導にホイホイ乗ってしまわないよう、私たちは本当の効果を見極めなければいけません。
実際、キャピキシル登場時には「これはスゴイ!」とかなり盛り上がりましたが、キャピキシルの効果が出たという体験談(写真などをきちんと示しているもの)は今のところあまり見られません。
私もキャピキシル配合の育毛剤『ボントレスローション』を使ってみましたが、効果がありませんでした。
【『ボントレスローション』の体験記はこちら⇒ミノキシジルタブレットブログ:キャピキシル・ボントレスローション】
キャピキシル配合の育毛剤全部に効果がないとは思いませんが、みんなが期待していたほどの効果はなかったんじゃないでしょうか?
これからもキャピキシルやリデンシルに見られた3つの共通点を持つ化粧品原料が登場する気がします。
それらがいくら魅力的に見えたとしても、化粧品に分類される育毛剤は『プロペシア』や『ミノキシジルタブレット』といった医薬品の育毛剤の補助として考えるのが良いと思います。
ちょっと長くなりましたが、今回はこの辺で。
それでは、また。
【次ページ】
私の抜け毛増加の原因は、本当に『ボントレスローション』だったのか?
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